青い鳥 [日ごろのこと]
『青い鳥』を読みました。
「誰もが知っている青い鳥は・・・」
という文章をたまに見るんですが、
僕は読んだことがない・・・。
なんとなーく、
青い鳥を探しに旅に出て、
でも見つからず、
帰ったら自分の家にいた
ぐらいのストーリーと、
幸せは近くにあるんだよ
という比喩(寓意)ぐらいしか知りませんでした。
でも、原作は少し違う、と本紹介の記事がありました。
興味を持ったので、読んでみました。
(以降は原作のストーリーに触れます)
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絵本版などでは、青い鳥が家にいて終わっていますが、
原作では、その青い鳥を隣の家の子にあげちゃいます。
あんなに探していた青い鳥を、あっさりと。
チルチルとミチルは旅を通して、自分にとっての幸せをみつけたので、
青い鳥はもう大切なものではなくなっていたんです。
青い鳥は幸せの象徴で、唯一の存在だと、僕は思ってました。
でも、チルチルとミチルは旅に出かけたことで、
青い鳥でない自分にとっての幸せを見つけたんです。
これって、
「幸せは近くにある」
という比喩ではなく、
「幸せを求めること、周囲に惑わされないことで、自分にとっての幸せがみつかる」
という意図ではないかと思いました。
幸せが近くにあるなら旅に出掛けなくてもいいじゃないか、
と思っていた僕には、
探しに出掛けなければ幸せを得られない
というのは正反対なことで、新鮮でした。
驚きでした。
本の解説では、
幸せを得るためには知識も必要、という意味も含まれている
とありました。
なるほどねー。
こんな話を書けるなんて、すごいな。
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青い鳥の話がわかってスッキリしました。
終わり部分だけでなく、絵本との違いがいくつもあって楽しかったです。
ただ、青い鳥は戯曲ということで、
原作は、台本みたいなセリフの記述ばかりでちょっと読みにくかったです。
絵本にする時にいろいろ削っちゃって、話が変わっちゃたんだろうな。
あ、一番ビックリしたのが、青い鳥には続編がある、ということでした。
それは知らなかった。
・・・そういえばぼんやーり雰囲気はわかるけど、
ちゃんとよんだことはないですね。
読んでみたい。
by ゆらゆらくらげ (2012-05-12 13:57)
>ゆらゆらくらげさん
知ってるけれど、本物は知らないってこと、
まだまだありそうですよね。
機会があれば読んでみてください。
by テラ (2012-05-13 21:55)